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音楽による心理療法

今回ご紹介する心理療法は、音楽療法です。

音楽は、心理療法と意識せずに皆さんとりいれている方が多いでしょう。

音楽には、様々な効果が期待できます。

メロディー・歌詞・楽器・聴覚を通して心理的に様々な影響を与える音楽が、心理療法にとりいれられないハズがありませんね。
健康な人であっても、気分を盛り上げたいとき、失恋・会社での失敗・家族や友人とけんかした時など、音楽に癒されると言うことはよくあります。

特に最近注目されているのが、高齢者に対する心理療法に音楽を取り入れることです。

音楽療法は、認知症の予防や改善、治療にも有効だと言われています。
体調がすぐれないときには音楽は、騒音にしかなりませんが、体調が良い時に、音楽を聴いたり、一緒に歌ったりすることによって、認知症の症状が改善された・進行の度合いが遅くなったという報告もあるそうです。

人間生きがいがなくてはどんどん衰えていくものです。
特に寝たままの生活を送っていると、足腰はどんどん弱り、認知症状の症状が出やすくなっているように思います。
音楽によって楽しい気分にして、人との交流や、生きがいを見つけていくようにすると、表情も豊かになり、劇的に改善はしなくても、徐々に心理療法としての効果を見ることが出来るようになってきます。

音楽の好みには個人差があり、体調がすぐれない時ほど、テンポの速い音楽は好まれません。

ゆっくりとした静かな音楽などから音楽による心理療法を用いることがいいようです。

心理療法・箱庭療法

箱庭療法は、その名の通り、箱の中に様々な玩具(動物・人間・家・乗り物)などなどセラピストが集めた物を配置することによって患者の深層心理を読み解くことのできる療法です。

特に、会話、対話によるカウンセリングをうまく行えない、子供や、自分の感情をうまく表現できない思春期の青年に対して効果的であるとして注目を集めた心理療法ですが、最近では、精神疾患を持つ患者にも有効であるとされてきています。

しかし、容易におこなうことのできる心理療法なだけに、注意が必要であるとの警告も出ている心理療法です。

箱庭療法は日本人に向いているとして、河合隼雄が日本に導入した心理療法で、1965年に日本に導入している非常に新しい心理療法です。
ただ、一見簡単そうに見えるこの心理療法ですが、自己流で学んでいる人のもとでこの療法を受けることは非常に危険です。
本来、箱庭療法をすることのできる人というのは、大学院や博士課程などトータルで5年程度の研修期間を経ていないと危険であると言われています。

見た目のかわいらしさ、誰にでも簡単に出来るように見えることから、素人がまねをして行っては決していけない心理療法であり、またこの心理療法を受ける患者サイドも実力のあるセラピストを自分の目で見極めて受ける必要があると言われています。

一見簡単そうに見えるがゆえに、気をつけなくてはいけない心理療法と言えるでしょう。

カウンセリングとかではなく、気軽にもっと会話を円滑にしたいと言うのであれば、コミュニケーションセミナーなどがおススメです。

前世療法

テレビ番組などでもたびたび取り上げられている前世療法とは、
催眠によって、患者が心理にショックを受けた状態までさかのぼっていかせてみたところ、前世で受けたトラウマによって影響が及んでたことから、前世で受けたつらい経験などから、トラウマになっているといったケースがあり、それを治療するという方法です。

この心理療法を行うためには、患者の輪廻転生を信じるという心理が必要になってきます。
というった事から、輪廻転生を信じない人にとっては、この心理療法は胡散臭く映るかもしれません。

でも、この心理療法を用いることによって、劇的に改善していった患者は確実にいるし、前世があるのかどうかとは別に非常に興味のあるものです。

前世というものがあるのか、ないのかという問題は、科学的に証明できないことからも、否定的な考えを持ってしまう人がいることは仕方ないでしょう。

「死んだらどうなるのだろう」という好奇心を抑えることが出来ずに、自殺をしてしまった作家がいませんでしたか?
彼の魂はそのあとどうなっているのかわかりません。

輪廻転生していたとしても、それを証明するすべはありません。
したがって、前世療法というものも、心理療法の中でも、「人間の魂は輪廻転生する」という仮定のもとで行うことが必要となってくるものなので、輪廻転生に興味を持っている人、信じている人でないと効果を得ることが期待できないのです。

しかし、この心理療法で、劇的に改善したケースはたくさんあります。
興味のある方は、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?

心理療法・アニマルセラピー

最近人気のある心理療法の中に、アニマルセラピーというものがあります。
アニマルセラピーとは、その名前からわかるように、動物との交流によって人の体や心に様々な効果を得るという療法です。

イルカとの交流を通して、自閉症の子供の心理療法で効果が得られたなどといった報告を良く耳にしますが、これも、アニマルセラピーの一つです。

動物による心理療法の良さは、人間精神的に落ち込んでいるときや、ふさぎこんでいるときなど、誰からも放っておいてほしいと思うときがあると思いますが、そんなときでも、犬や猫などといったペットが近寄っていっても、癒されても、嫌がる人はいないと思います。

人とはかかわりたくはないけれど、動物とかかわることは大丈夫。

動物から癒されることで、心が解放され、人とかかわっていくことも大丈夫になっていくといった効果を期待できるのが心理療法です。

人間を信頼できなくなっているような心理状況とは、人から裏切られたり、ひどく傷つけられた時などです。

そのような場合、どんなに腕のいいカウンセラーでも、人間に対して聞く耳を持たなくなっている患者にはカウンセラーの声は届きません。

そのようなときに、動物と触れ合うことによって、心理的にも落ち着きを取り戻していくことができるのです。

アニマルセラピーという療法だけで完璧に回復することは難しいかもしれませんが、他の心理療法法と併用していくには効果のある療法だと思われます。

心理療法と催眠療法

<心理療法・催眠療法

催眠というのは、治療だけに行うものではない為、Hypnotherapyを催眠治療と呼ぶのは少し違うと言われています。
というのも、催眠には、疾患の療法に用いることと、娯楽的ショートしてみるものを楽しませる催眠とがあるからです。

催眠は、人間の意識の中でも潜在意識と顕在意識とが同時に働いているときのことを言います。
このような状態は、日常生活の中で、われわれが毎日のように経験していることです。
それは、朝のまだ寝ぼけている状態の時や、眠りにはいるときの状態です。

この状態の時に、潜在意識に働きかけ、施術を行うのです。

この療法で効果が表れやすいものの一つに、トラウマの克服などがあります。
自分にも覚えがないほどの幼少時に階段から落ちて、それ以来高所恐怖症になってしまった、などというものも、催眠療法で改善していったという話を聞きます。

過食症や拒食症なども、厳しくしつけられてきたという女性などに多く見られます。
そういった女性に対して行われる心理療法には、セラピーなどによって治していく療法のほか、催眠療法によって直していく療法もあるのです。

パニック障害の人は、発作が起こったときの場所が怖くなるそうです。
自宅のリビングで初めて発作が起きた場合、リビングという場所がまた発作を起こすのではないかというトラウマが出来てしまい、リビングという場所が怖くなってしまいます。
そのようなときに、催眠療法を行うと有効だともされています。

心理療法と行動療法

<心理療法・行動療法>
行動療法とは、心理慮法の中でも、行動の理論を基礎とする行動変容技法の総称です。
心理療法の中の行動療法という治療法は、客観的に測定することのできる行動に対して行うものであり、その療法によっての目的は、望ましくないとされる行動を少なくしていき、逆に望ましいとされる行動を増やしていくことです。
この目に見える測定可能な行動の制御をおこなうことが行動療法なのです。

この行動療法は、心理療法だけのジャンルにとどまらず、リハビリテーションに活用されたり、技能訓練に活用されたり、技能訓練に活用されたりもしています。
特に障害を持つ子供に対して療育として行われたり、犯罪者に対しての矯正として行われることもあります。

望ましくない行動を少なくしていき、望ましいとされる行動を増やしていくというこの療法、どこか見覚えありませんか?

そう、行動療法とは、子供のしつけを更に高度なものにしたものと似ているのです。

しかし、この行動療法に対して異議を唱える学説者もおり、心理的アプローチがほとんどなく行われるこの療法は、ターゲットとする行動が少なくなっても、別の形で望ましくない行動が新たに生じるだけという反論もあります。

行動療法の技法には、消去技法やオペラント技法、レスポンデント技法 などがあり、少なくしていく技法を消去技法、増やしていく技法のことを強化技法と呼んでいます。
これらの技法で望ましくないとされる行動を少なくし、望ましいとされる行動を増やしてていくのです。

心理療法と集団精神療法

<心理療法・集団精神療法>
日本においては戦後になってかよく行われるようになってきている心理療法であり、精神医学において有効な治療法の一つとされ重要視されている心理療法です。

集団という名の通り、患者が複数人集まり(10人~20人程度の人数で行うこともあれば、数名程度で行うことも、人数は精神疾患の症状によって適度な人数というのが変わってくると思われます)、そこに治療者が数人加わって皆で話し合いを行うのです。
参加者全員で輪になって座り、患者は席に着くことも立つことも自由にできるようになっています。
そこでおよそ40分程度、話のお題を決めるでもなく、話をしてもらいます。
会話の中で、必要があれば、治療者がその会話に介入してきます。

よくうつ病患者の家族がこのような心理療法を行っています。
うつ病患者も患者同様に計り知れない心理的なダメージを受けます。
同じくつらい思いをしている人と話したり、自分の思いを受け止めてもらったりすること、それだけでも気持ちが軽くなります。
この気持ちが軽くなることが集団精神療法の効果の一つなのです。
心理疾患のある患者は、自分の辛い思いを打ち明けられずにいます。
そのことによってさらに症状が悪化することもあります。
自分と同じ思いをしているという思いや、他人に自分の思いを吐露することが出来、また、自分達と似た境遇の人がどのようにして改善したのかというのを聞き、お互いに症状を緩和していくというのがこの集団精神療法の場になってきます。

心理療法と認知療法

<心理療法・認知療法>
人間という生き物は、世の中をありのままに見ているのではなく、夜中のそのまたごく一部を取り出し、帰属させている。
このことを認知療法では「認知」と位置付けています。
この「認知」には個人差があり、認知の仕方によって客観的な世界とは異なってみています。
そのことによって思い込みや誤解が生じ、自分にとって不都合な世界に認知しているのです。
この自分にとって不都合な世界が時としていろいろなマイナスの気分(混乱、悲しみ、怒り、etc…)を引き起こしているのです。

ですから、この自分に都合の悪い認知(歪み)を取り除いてあげることが認知療法になってくるのですが、歪みを取り除くと言うことは、「あなたのものの見方、考え方はまちがっていますよ」と否定することにもつながりかねません。
従って、鬱病の急性期などに取り入れるこは決してしてはならない療法となってきます。

では、認知療法は心理療法にはならないではないかというと、そうではありません。

鬱病の急性期には使えないけれど、用い安い心理療法と言えるでしょう。

たとえば、子供が一人いる夫婦が離婚したとしましょう。
子供を母親が引き取り、父親が「子供と全然会えない、会わせてもらえない!」
と不安定になっていた時、心理カウンセラーは、
「子供と会う約束になっているのはいつですか?」
と尋ねます。

父親が「毎週日曜日」
と答えます。

心理カウンセラーは
「あなたは子供と会えないですか?」
と聞いてみます。

父親は、毎週日曜日になると会えるという認知が出来るようになってきます。

冷静さを失うと、自分に不都合な認知に人間陥りやすいので、歪んだ認知を治してあげることが容易にできるのです。

心理療法と深層心理学

心理療法は現在様々な学派や技法が存在します。

その中でもいくつかの心理療法について紹介していきましょう。

<心理療法・深層心理学>
我々一般人が良く効く心理学です。

深層心理とは、その名の通り、人間の心の奥深くに存在する心理についてを指しています。
心理処方の深層心理学では、人間の心の中には、意識というものがあり、その更に下層に無意識の心理が存在し、その無意識の心理が私たちの日常生活に非常に大きな影響を与えているとしています。

深層心理学の代表的な学派としては、精神分析学派が有名です。精神分析学派よりも、ジークムント・フロイトの名前の方が有名かもしれませんね。

また、フロイトの門下生であったカール・グスタフ・ユングが分析心理学派というものを作っています。
他に、個人心理学という学派も存在します。

深層心理学において無意識と呼ばれる「深層」で進行している「Trieb(心的な欲求)」の調整や葛藤などが無意識とは対極にある意識的な日常における経験や行動の基礎の部分に存在しているとしています。

心の原動力をフロイトは性的欲求から来ているとしています。しかし彼の門下生であるユングとアドラーはこのことについて認めませんでした。
アンドラーはフロイトに対して心の原動力を権力への野心が中心になっているとしています。
ユングは特定した何かではなく、欲求が心の原動力の中心にあるといしています。

心理学とは目に見えないものなのでなかなか結論付けることは難しいことだと思います。
だからこそ、心理療法とは様々な方法がるのではないでしょうか。