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神の領域と心理療法

最近人間の脳の中の記憶についての解明が進んでいるそうです。
これによってトラウマになっている部分を忘れることができるのではないかなどなど言われていますが、医学で人の記憶を消去してしまっていいのだろうかという気もします。

心理療法によるトラウマ克服などは、記憶を奥深くに沈めてしまったり、逆に記憶の奥深くにもぐりこんでしまっていたようなものを呼びさまし、それを解決してあげることによって精神的疾患を治していくなどの方法があります。

これに対し、記憶をなくしてしまうということは、はたしてそこまで医学で触れていいところなのだろうかという気持ちもします。

確かに「忘れたくても忘れることのできないどうしようもなく精神的にショックを受けてしまったこと」を持ってしまった方はいらっしゃいます。
しかし、その記憶をなくしたことによって、その周辺の記憶にどのような影響が出るのかはわかっていません。

記憶を忘れてしまったことと、無くしてしまったことは大きく違うのではないでしょうか。

心理療法がもっともっと確立されていくことによって、人々の精神的苦痛が和らぐことができるうちはまだそういった部分は神の領域として踏み込んではいけないところなのではないかと個人的に思っています。

先日テレビで、とある催眠術の番組を見ていて組んだ手がほどけなくなった子供の話題が取り上げられていました。
結局電話で催眠術師によって元に戻ったのですが、心理療法はまだまだ奥が深いと思います。
これから心理療法が発展していくといいですね。